​​よう来んさった鳥取市へ

 塩田：「この店を開こうと思ったきっかけは何でしょうか？」

岡田：「私が高校生の頃、ここの周辺部は「本」というイメージがありま

　　　　した。本とは面白いもので、書店や図書館で選ばれた本は選んだ

　　　　人の人間性を表すと思っています。そんな本を並べて多くの人と

　　　　自分おすすめの本の紹介や感想を表現し、つながる機会があれば

　　　　なあと前から考えていました。鳥取市で開かれた第１回リノベー

　　　　ションスクールに参加してこの建物を見に行くと、元々阿部珈琲

　　　　という喫茶店であったため、コーヒーの匂いが染み付いていて

　　　　とても惹かれました。この建物の素材、良さを活かしながら

　　　　本で人と街をつなぐ、こういった場所を作りたいと思い、

　　　　立候補して本格的な作業が始まりました。」

深沢：「岡田さんは今後、どういった活動を行っていきたいですか？」

​岡田：「ホンバコを多くの方に知っていただくために、様々な場所にここ

　　　　の本を貸し出す、いわば本の出張サービスをやりたいと思ってい

　　　　ます。また、ホンバコとは関係ないのですが、WEB上で「とっとり

　　　　暮らしの百貨店」というタイトルで鳥取市の魅力を伝えることを

　　　　してみたいです。」